今回は千葉県の房総半島を走るいすみ鉄道の社長・鳥塚亮さんをご紹介いたします。
今でこそ観光地として列車から眺める菜の花と桜が名物となっていますがなんと数年前は廃線寸前だったというから驚きです。
そんな廃線寸前だったいすみ鉄道を一躍観光列車としてのし上げた人物、それが鳥塚亮さんです。
鳥塚亮さんのプロフィールを紹介するとともにその驚きの戦略がどういうものだったのか？ご覧下さい。

鳥塚亮(いすみ鉄道社長)の経歴と年収は？

いすみ鉄道はもともと木原線としてJR東日本が運営していました。
経営難により千葉県や大多喜町、いすみ市などが株主となって引き継ぎをして今のいすみ鉄道の名称になりました。

ですが経営は悪化の一歩をたどります。その負債はなんと毎年1億赤字がでるほど。
このままではいけない。経営の悪化していたいすみ鉄道をなんとか救おうと、いすみ鉄道再生会議が設置されました。
地域住民や沿線の自治体などが協力して進めてはいたものの、やはり存続か廃止かの判断せざるを得ない状況が続きます。

この時の改善策の一つとして民間から経営者を選ぶ、公募社長として任命されたのが鳥塚亮さんです。
もともと鳥塚亮さんは航空会社で働いていらっしゃいましたが、なんとご自身が千葉の出身でいすみ鉄道も使い続けていたとのこと。
さらに鳥塚亮さんは大の鉄道ファン。
航空会社勤務中も鉄道を撮影した映像ソフトをDVDにするビジネスもしていたというから鉄道が好きという気持ちは言わずともわかるほどですね。

鳥塚亮さんの考えたいすみ鉄道のキャッチコピーが非常に印象的だと話題です。

「ここには“なにもない”があります」

「このポスターを見た10人中9人はここには来ないでしょう。残り1割の人が『まあ行ってもいいかな』と思い、さらにその1割程度が実際に鉄道に乗りに来てくれるぐらいだろうと思います。妙に期待されて、『何だ、何もないじゃないか』と言われる前に最初から宣言したのです。私たちは多くの人に来てもらおうと思っていません。ローカル線のよさをわかる人にだけ来てもらえればいい」

と鳥塚亮さんは語ります。
鳥塚亮さんの「団塊の世代はターゲットにしない」「ローカル線の良さをわかる人だけ来てもらえればいい」という戦略は今も同じように続いています。

私がローカル線のお客様の需要として開拓していこうと考えているのは４０代以下の人たち。
その年代の人たちはバブルを知りませんから、変なうんちくを垂れることもなく、みんな素直で、ローカル線の楽しみ方を自分なりに見つけることができる人たちだからです。
そして、そういう人たちに、「本物」を知ってもらうことが、私の役目だと考えているからです。

こうして、ターゲットを明確にしているからこそ今の成功があるのでしょうね☆彡

鳥塚亮さんの多彩な戦略は多岐に渡り、一般の方から「運転士訓練生募集」してしかも4名も運転士となっています。
さらに枕木にメッセージと名前を入れる「枕木オーナー制度」、会員証や1日フリー乗車券がもらえる「車両サポーター制度」などユニークな戦略も打ち出し、ムーミンを列車のデザインに使い、女性客を呼び寄せるとお土産なども売れるように好調になってきたそうです。

「ローカル線は素材ビジネスで、我々がそれを提供し、お客さんが楽しみ方を決める。それがローカル線の役割だと思います」

ご自身が鉄道ファンといこともあり、ファン目線で考えたことで良い結果になったのでしょうね。

鳥塚亮さんの年収ですが公募社長の面接の際、「1300万の年収が700万に下がるがどうか？」と面接官から尋ねられたそうです。
その際鳥塚亮さんは「年間1億も赤字を出しているのに700万も出すのはおかしい」と発言したとか。
そして公募社長就任後、自ら10％給料をカットしています。

いすみ鉄道の経営は廃線を免れたとはいえ完全に楽になったわけでは無いので現在も鳥塚亮さんの年収は600～700万ほどでは無いかと思われます。
ですが沿線地域は確実に賑わうようになり、鳥塚亮さんも非常にやりがいを感じていらっしゃるからお金云々では無いということでしょうね！

鳥塚亮(いすみ鉄道社長)の出身大学は？

鳥塚亮さんはプロフィールでも記載しましたが明治大学商学部を出られています。
最初の項目でも触れましたが元々進路希望は国鉄だったのですがなんとその年に新規採用が無く、やむを得ず断念したそうです。
そして就職したのが大韓航空。その後、ブリティッシュエアウェイズと空路でのご活躍をされていました。
航空会社に務める傍ら、鉄道のDVD制作会社「有限会社パシナコーポレーション」を立ち上げていらっしゃいます。
それから2009年にまさに運命というようないすみ鉄道の社長公募があり、代表取締役として就任され今に至ります。
年収云々よりも自分の好きな鉄道の為に仕事をするということは鳥塚亮さんにとっては非常にやりがいがあるでしょうね！

鳥塚亮(いすみ鉄道社長)の娘は預言者？

鳥塚亮さんはブログを積極的に書かれていますが、その中でお子さんが5人いらっしゃることが明らかになっています。
男の子4人、女の子1人の兄弟ですがこの鳥塚亮さんの娘さんが「何かと不思議な力がある」とブログで話題にされていました。

具体的には

・幼い頃から霊が見える
・ふくびきで1等や2等を当てる

さらに娘さんが2歳の頃、自宅で母親に天井を指差しながら

「ねえ、おばあちゃん。あそこに兵隊さんがいるよ。」
「帽子をかぶって、メガネをかけて、カバンを持っているおじさん。帽子も洋服もカバンもみんな同じ色」

こんなにも2歳が具体的なことを言えるのは実際に見えていると考えるのが妥当でしょうか・・・。

一番驚きの内容は2010年の年末から突然学校へ行くことを拒否し続け2011年の東日本大震災が起こった後に様子がすっかり変わり学校へ行くようになった、というエピソードです。

超常現象に詳しい専門家の方は鳥塚亮さんの娘さんというよりも鳥塚亮さんの一家全体が何か大きな力で守られている、という可能性があると語られています。
鳥塚亮さんのように自分のためではなく他人のため、社会のために貢献する人はそういう力で守られることが多いそうです。

信じる、信じないはもちろんあると思いますが、理由がすごく納得してしまいますね。
鳥塚亮さんが成功して業績を残しているのもきっと何か大きな力に守られていたからでは無いでしょうか？

管理人のまとめ

鳥塚亮さんこれまでの来歴は鉄道が好きだという気持ちを非常に感じました。
実際に自分が小さいころお世話になった鉄道にこういう形で恩返しができるというのは素晴らしいことだと思います。
まだまだ経営は厳しいところもあるようですが、きっと鳥塚亮さんにとってこんなにもやりがいを感じる仕事は他に無いんじゃないでしょうか？
次回4月21日のカンブリア宮殿に鳥塚亮さんが出演されるので詳しいお話が聞けるかと思います♪

最後まで読んで頂きありがとうございました☆彡